4歳のお兄ちゃんがしていることを、2歳の弟も「ぼくも!」と同じようにやりたがる。
よくある日常のひとコマです。
ある日、お兄ちゃんが座っていた椅子によじ登ろうと、弟が後ろから挑戦してきました。
お兄ちゃんは「やめて!」「やめて!」と必死に拒否。
すると、弟はガブリ……。お兄ちゃんの肩に噛みついてしまいました。
びっくりして泣きそうなお兄ちゃん。
「かんだ!」と、大人に助けを求めました。

まずは安全と気持ちのケアから
こんなとき、大人が最初にできるのは「どちらの気持ちも受けとめること」です。
- 「痛かったね、嫌だったね」と、お兄ちゃんに共感すること。
- 「一緒にやりたかったんだね」と、弟の思いを代弁すること。
どちらか一方を責めるのではなく、二人の気持ちを見える形にしてあげることが大切です。
行動と気持ちは分けて伝える
噛んでしまった弟には、シンプルに「噛むのはダメ。痛いからね」と伝えます。
そのうえで「やりたい気持ちは分かるよ。でも違うやり方でね」と代わりの方法を示してあげましょう。
「気持ちはOK。でも噛むのはNG」
この区別を繰り返し伝えていくことが、子どもの心に積み重なっていきます。
助けを求めたことを肯定する
お兄ちゃんが「かんだ!」と大人に伝えられたこと。
これはとても大事な行動です。
力で押し返すのではなく、ことばで助けを求められた。
その選択が「正しかった」と大人が伝えてあげることで、安心感と自信につながります。
一緒に解決方法を探そう
大人が一方的にジャッジするのではなく、子どもたちと一緒に考える姿勢も大切です。
「弟くんにはこっちの椅子を用意しようか?」
「順番にやってみようか?」
そんな小さな提案を重ねることで、兄弟それぞれが納得しやすくなります。
まとめ:ケンカも学びのたまご
兄弟げんかは、大人にとってはハラハラするもの。
けれど子どもにとっては「人と関わる練習の場」です。
痛い思いも、やりたい気持ちも、その中にたくさんの「ことばのたまご」が隠れています。
大人がその芽をそっと拾い上げてあげることで、やさしい会話が少しずつ育っていくのかもしれません。

「仲直りの後は、親子でにっこり笑い合えるように、気分を切り替えて楽しくね。」⭐️それが魔法よ。