子どもとの遊びの中で「目と目を合わせること」「声やリズムを通して心地よさを感じること」は、信頼関係を深め、学びの芽を育てる大切な時間になります。
ここでは、年齢に合わせた歌あそび・手あそびをご紹介します。
🐞でもね、手遊び歌・遊びって、幾つになってもバージョン変えたりもできるのでアレンジ次第でどの年齢でも、大人だって楽しめるのです。真似っこや当てっこ遊びにすると、やる気満々。仲間作り・信頼関係作りの必須アイテムです。
🍼 0歳(乳児期)
この時期は「安心感」が一番の学び。お母さん・お父さんの声や体温が心の土台を作ります。
- いないいないばあ:顔を隠して「いないいない…」→笑顔で「ばあ!」。アイコンタクトを楽しむ最初の遊び。(隠した両手のどこから出てくるかお楽しみ遊び・出てくる時ウインクしたりバー!と声を変えて出せば反応を親も楽しめる)
- にぎにぎ遊び:赤ちゃんの手をとって「1・2、1・2」とリズムをとる。体温と声が心地よさに。(2〜5歳になってもグー✊チョキ✌️パー🖐️だけで、真似っこ遊びや当てっこ遊びにも発展できるよ。1歳で手遊びに親しんでおくといいね)
- 子守唄・わらべうた:歌詞の意味はまだ分からなくても、お母さんの声の安心感が眠りを支えます。(島唄・浜辺のうた・世界の子守唄・・)
- 🐞あなたのおすすめの子守唄があったら教えてね。🐞
👶 1歳前後
体を動かしながら声に合わせることで、「聞く」「まねる」が楽しくなっていきます。
- 手をたたきましょう:歌詞に合わせて拍手・足踏み・笑顔。
- ちょちちょちあわわ:手のひらをこすったり広げたりして感覚を楽しむ。
- バスにのって:膝に乗せて揺らしながら「ゴーゴー!」。親子のスキンシップにぴったり。
- 東京のガリガリさん:手のひらにガリガリ。潜ったいのを堪えたり、こちょこちょふれあい遊び
- 背中なでなで:歌いながら体を撫でてトントン!スキンシップで安定感と体の名称が聞ける
👧 2歳
まねっこが大好きな時期。体の動きとことばを結びつけて遊びます。
- 大きな栗の木の下で:大きな動作で木を表現、手を重ねて「仲良し」。
- グーチョキパーでなにつくろう:指先の発達を促し、想像力も育つ。
- とんとんとんひげじいさん:指あそびの定番。
- 一つグーグーくるりんぱ!お鍋の蓋だよ 歌に合わせ指を動かすのが楽しい
- 頭・肩・膝・ポン:身体の部分の名称が歌で知ることができ、速さで困るのも愉快に共感できる
🧒 3歳
ごっこ遊びやリズム遊びを通して、言葉と動作のつながりが広がる時期です。真似っこが大好き。共感し合える遊びをたくさん経験させたい。
- むすんでひらいて:手を握ったり開いたり、指先の発達にぴったり。
- 大きな栗の木下で:大きい・小さいの感覚を両腕で表現したり、指差しして相手と顔を見合わせる
- 山の音楽家:楽器のジェスチャーをまねして遊ぶ。ごっこ遊び・楽器遊びにも
- 大型バスに乗ってます:歌に合わせて運転手とお客の動作真似っこ・隣の人と共感しつつ触れ合う
- さかなが跳ねて:両手を使って、それが何になるかを予測・真似っこ表現へ
- まねっこ遊びをしましょう:音の数を聞いて反応して手を打つ遊び
- パン屋に5つのメロンパン:指を5個のパンに見立てて買い物する歌遊び。減っていく数遊び

👦 4〜5歳(幼児期)
友だちや家族と「一緒にルールを守って遊ぶ」楽しさが広がります。
- アルプス一万尺:向かい合って手を叩き合うリズム遊び。協調性アップ。
- 幸せなら手をたたこう:歌詞に合わせて動作をする → 言葉の理解と表現力へ
- げんこつやまのたぬきさん:手を合わせたりポーズをとったり。
- 1と5で・・:食べ物を食べる動作や、手を食器に見立てる→想像力アップ
- 山小屋一軒:ストーリーを追って手遊びや身振り表現と会話を楽しめる。
- あやとり遊び:両手を十分使って、友達といろんな形に見立てて作り説明力も。
- せっせっせ:歌遊びでリズミカルに相手と手を合わせテンポを変えて楽しめる
👧👦 6歳(就学前)
集団でのやり取りも増え、ルールのある遊びが楽しめるようになり、相手との安全な感覚を考えたり、危険を避ける工夫もできる。
- かごめかごめ/あんたがたどこさ:わらべうたでの集団遊び。
- だるまさんがころんだ:仲間意識やルール理解を育てる。
- 手拍子リズムまねっこ遊び:リズムを覚えて繰り返す → 音感や集中力を養う。
- ラララ右手・・:歌に合わせて背中や手をなぞる。言葉と身体感覚がリンク。
- アブラハムには7人の子:人数が増えていくイメージと何人目は?の感覚
- 階段などでじゃんけん遊び:👊はグリコで3歩・✌️はチョコレートで6歩・🖐️はパイナップルで6歩進める。コトバの音韻の数遊びが歩数と繋がって遊べる
- ドリブル(まりつき):いろんなボール遊びに応用可能。数を数えるチャンス

🌸 まとめ
- 乳幼児期は 「見ることが楽しい」「聞くことが心地よい」 体験の積み重ねが大切です。
- 歌や手遊びは「目を合わせる・声をかける・スキンシップをとる」絶好のチャンス。
- 親子で楽しく遊ぶ中で、自然に言葉・数・リズム感・コミュニケーション力の土台が育っていきます。
